台湾の美人棋士・黒嘉嘉ってどんな人? 日本との関わりも解説

文化
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囲碁ってどんなゲーム?

黒嘉嘉ってどんな人?

日本との関わりは?

こんな疑問に答えます。

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囲碁とは

囲碁とは一言で言ってしまえば陣取りゲームです。

基本的なルールは以下の3つです。

  1. 黒石(先手)・白石(後手)を交互に打つ
  2. 線が交わっている所に石を置く
  3. 囲った石を取れる

他にも細かいルールはいくつかありますが、これさえ分かってればもう囲碁は打てます。

  • よく将棋は知ってるけど囲碁は知らない・・・
  • 囲碁ってなんかルール難しそう・・・
  • え、囲碁ってお爺さん達がやるものでしょ・・・

そんなイメージもあってか自分の周りには同世代で囲碁を打てる友達が1人もおらず少し寂しいです(笑)

でもホントにこのイメージは間違っていて、やってみると意外と楽しいですよ。

ルールはいたってシンプルですし、シンプルながらも奥がとても深く、一度ハマったらなかなか抜け出せません。

黒嘉嘉ってどんな人?

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囲碁の勧誘はこれくらいにしておいて黒嘉嘉さんについて紹介します(笑)

黒嘉嘉(Hei Jiajia)はオーストラリア人の父と台湾人の母をもつハーフで、台湾棋院に所属する囲碁のプロ棋士です。(モデルの仕事もたまにやっているそうです)

美人すぎる棋士」として台湾のみならず世界中で話題になりました。

生まれはオーストラリアで、4歳の頃に台湾に移り住みました。

彼女が囲碁を始めたのは6歳のときで、母親が囲碁教室に連れて行ってくれたそうです。

ルールを覚えてからの初めての対局で同世代の男の子に勝利。その後も実力を伸ばしつつけ、メキメキと頭角を現し始めます。

ですが、11歳の頃にエンジニアであるお父さんの都合によりアメリカのカリフォルニア州サンディエゴへの移住を余儀なくされます。

アメリカでは(特に10年以上前は)アジアに比べて囲碁が全くと言っていいほど普及していなかったので当然対局相手も教えてくれる先生もいません。

それでも囲碁の勉強を諦めきれない彼女が出会ったのが「インターネット」でした。

インターネットで日本や中国、アメリカなど世界中の人と対戦し実践経験を積んでいきました。

3年後の2008年、14歳のころに入段選抜試験で9勝2敗という好成績を上げ、晴れてプロの仲間入りを果たします。

2010年には16歳という若さで国内賞金ランキング7位、女流では1位という驚くべき成績を残しています。

プロ入り後も彼女の快進撃は止まらず7年後の2015年には七段にまで昇格しています。

ちなみにこの七段という数字ですが、台湾の女流囲碁棋士の中では最高位の強さです。

そんな黒嘉嘉七段ですが、その美しさゆえ彼女のインスタが人気になっていると話題になっています。

現在のインスタのフォロワー数が約6万8千人と、プロ棋士としては異例の人気を誇っています。

日常の可愛らしい写真も多い一方で、囲碁に関する投稿や写真も多く、それだけ囲碁が好きだということが伝わってきます。

ただ、最近は囲碁以外の活動にも力を入れているようです。

黒嘉嘉さんは2019年の新たな目標として歌手として音楽業界に進出することを決めたそうです。

↑の画像はシングル曲を発表するときに撮られた写真です。

囲碁の勉強の合間を縫って毎週発声練習をしているとのこと。ボイストレーナーの先生によれば、囲碁の勉強で疲れ切った後の顔でやってくることもあるんだとか。

相当努力家ですね...。

↓は歌手デビュー取材の際の黒嘉嘉さんの発言です

很期待也很紧张,加入种子音乐之前从来没有想过我有一天会发单曲,我从小就很喜欢唱歌,现在透过发声老师的教导,从呼吸与发声位置等开始调整,正在一步一步学习与成长

新浪体育

訳:とても楽しみだけど緊張もします。音楽業界に関わる前はシングル曲を発表するなんて想像もしていなかったです。私は小さい頃から歌うことがとても好きでした。今はレッスンを通して呼吸から発声に至るまでを練習・調整していて、これからも一歩一歩学んで成長していきたいと思います。

我期待之后的成品,蛮想挑战演唱抒情歌曲或是英文歌曲

新浪体育

訳:今回以降の作品も楽しみです。エッセイ曲や英語の歌にも挑戦してみたいと思っています。

我觉得很兴奋,充满着动力,每天都过得很充实

新浪体育

訳:とてもワクワクしています。やる気に満ち溢れていて、毎日が充実しています。

日本との関わり

そんな黒嘉嘉さんの日本との関わりを紹介します。

2018年の3月15日に当時日本の女流囲碁界で3つのタイトルを保持していた藤沢里菜女流三冠と「ワールド碁世界最強戦2018で準決勝で対戦し勝利を収めています。

そのときの様子を伝えた動画がこちらです↓

藤沢里菜女流三冠、準決勝で台湾の黒嘉嘉七段に敗れる 囲碁女流世界戦

2019年の2月20日にはわずか10歳でプロ入りを果たした仲邑菫(なかむらすみれ)初段と記念対局を行っています。

インタビューでは仲邑菫初段にいついて、

まだこんなに小さいのにこれだけ冷静に打てるのはすごい、将来は間違いなく世界のトップ棋士
になるだろう

と語っています。

仲邑菫さん、黒嘉嘉七段に敗れる 台湾最強の女流棋士

さらに、6月23日にNHKで生中継された第31回テレビ囲碁アジア選手権では仲邑菫初段とともにゲストとして登壇し、NHKデビューを果たしました。

現在日本語も積極的に勉強しているようで、これから日本のメディアで黒嘉嘉七段をよく見かける日がやってくるかもしれません。

おわりに

いかかだったでしょうか。

今回は台湾出身の囲碁棋士・黒嘉嘉七段についてまとめてみました。

こちらの記事では知の競技・囲碁から打って変わって球技・バスケ、中国・中華圏出身のNBA選手についてまとめてあるのでよかったらチェックしてみてください↓

それではまた♪

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