中国の夏休みってどんな感じ?
中国人はどうやって過ごすの?
おすすめの旅行先は?
こんな疑問に答えます。
中国の夏休みってどんな感じ?
中国の夏休みは日本と似たような感じです。
広東省南部にある珠海市のとある学校の夏休みの日程はこんな感じです↓
小学生:7月8日~9月2日 (56日間)
中高生:7月15日~9月2日 (49日間)
この日程が中国全土の学校で当てはまらないとは思いますが、大体こんな感じだと思います。
日本の学校の夏休みは40日間くらいだと思うので中国のほうが若干長いかもしれません。
ちなみに大学生の場合ですが、杭州電子技科大学の学生によると、7月13日~8月31日(49日間)だそうです。(これも大体日本と同じですね)
中国の夏休みが若干長い理由として、「夏はとても暑い」ということが挙げられます。
多くの学校が熱中症対策としてものすごく暑くなる前に夏休みに入るのでしょう。
首都である北京は大体日本の東北と同じくらいの緯度ですが平均気温は31℃と比較的高く、35℃を超える猛暑日もまれにあります。
内陸部の重慶や成都では40℃を超える日も珍しくありません。
中国北西部の吐鲁番(トルファン)では最高気温49.6℃という記録も残っています。
↓それでは中国国内で少ない予算で楽しめる夏休みにおすすめの観光スポットを見ていきましょう!
哈尔滨(ハルビン)
黒竜江省にある哈尔滨は中国の北東に位置し、非常に寒い街として知られています。
冬の平均はー20℃を下回り、ー40℃まで下がることも珍しくないです。
哈尔滨といえば日本の「さっぽろ雪まつり」、カナダの「ケベックウィンターカーニバル」と並び称される世界三大氷祭りのうちの1つである「ハルビン氷祭り」が有名です。
そんなハルビンは冬に行くのももちろんおすすめですが、夏に行くのも全然アリです。
なぜなら絶好の避暑地になるからです。
そんなハルビンのおすすめスポットはハルビン市に流れる松花江の中にある太陽島です。
太陽島に来たら絶対に外せないのが太陽島公園です。
敷地面積は38㎢もあり太陽石、巨大な花壇、ヨーロッパ風の彫刻、太陽湖など美しい景観を楽しめます。
他にも松花江の遊覧船でまったりしたり、啤酒节(ビアガーデン)や音乐节(音楽フェスティバル)など夏らしいイベント盛り沢山です。
黔东南(チェンドンナン)
黔東南は正式に言うと黔東南ミャオ族トン族自治州と呼ばれ、貴州省の東南部に位置しています。
人口約430万人のうちの8割が少数民族であり、そのうちの大半を苗族(ミャオ族)と侗族(トン族)が占めています。
苗族、侗族以外にも汉族(ハン族)、水族(スイ族)、布族(ブー族)、依族(イー族)など、合わせて20種類以上の少数民族が暮らしています。
独特なデザインの木造家屋がたくさん立ち並び、川に杭を打ちその上の住居を建てる吊脚楼(ちゅうきゃくろう)というこの地域特有の建築様式を見ることができます。
昼は何層にも連なった緑豊かな棚田を眺め、夜はライトアップされた集落を楽しむことができます。
街中では民族たちの独特の歌や踊りを垣間見ることができ、中国国内でもなかなか見ることがない世界を堪能することができます。
中心地である凱裏からバスで1時間ほどで到着する上、入場料も100元とお手頃です。
大理(ダーリー)
大理は中国の雲南省にある街でまるで映画のセットの中にいるような雰囲気を味わえる街並みとなっています。
名前の通り大理石の産地として有名で、街中の建物の壁も大理石で出来ているものもたくさんあります。
また、大理市の中心には洱海(ジ海)があり、天気のいい日には美しい街並みと、緑豊かな山々とともに視界全体に広がる大きな湖を一望できます。
洱海は湖の形が耳の形に似ていることから名付けられたそうです。
さらに、大理州の賓川県には鶏足山(けいそくさん)という大理白族(ペー族)が多く住んでいるエリアがあり、この山は中国十大仏教名山の1つに数えられています。
鶏足山も洱海同様、山頂の峰の先が鳥の爪に似ていることから名付けられた名前だと言われています。
一昔前の大理は欧米からのバックパッカーが多く訪れていましたが、今は現地の中国人、特に学生に人気な観光地・住みやすい街となっています。
物価も安く小さなレストランだったら20~30元もあればランチやディナーを楽しめます。
青岛 (チンダオ)
最後に紹介するのは青島(チンタオ)です。
青島は山東省の海辺に位置する港湾都市です。
中国の海洋産業の中心都市であり、最近では沿岸のリゾート化にも力を入れていて国際的なリゾート地として世界に名が知られてきています。
海水の温度はそれほど高くない上、日差しもさほど強くないため、夏に海を楽しみたい人にとっては絶好スポットです。
青島と言えば、やはり青岛啤酒(チンタオビール)でしょう。
チンタオビールは日本のビールに比べ、苦みが少なくマイルドな味なのでビールが苦手な方でもゴクゴク飲めちゃいます。
港湾都市であるため海鮮料理が豊富に揃っており、チンタオビールを片手に海を眺めながら過ごすランチやディナーは格別なひと時です。
チンタオビールが1瓶5~6元、新鮮な海の幸も1食30~50元で楽しめるので、3~4日間の滞在であれば、食費も含めて800~1000元もあれば充分に遊べちゃいます。
おわりに
いかがだったでしょうか。
今回は中国の夏休み事情、おすすめの旅行先についてまとめてみました。
↓の記事では北京旅行でおすすめのスポットを10個選んでまとめてあるのでよかったらチェックしてみてください♪
それではまた♪
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