中国出身のNBA選手っているの?
どんなプレイヤーなの?
どんなことを成し遂げたの?
こういった疑問に答えます。
姚明(ヤオミン)
姚明は上海出身のNBA選手です。
姚明の強みといったら何といっても229cmというその高い身長です。
彼は身長201cmの父親と191cmの母親のもとに生まれました。両親ともプロのバスケットボール選手でした。
1999年にNBAのチームの1つであるヒューストンロケッツからドラフト1位で指名され、中国のバスケットボールチームの上海シャークスから移籍しました。
彼を有名にした試合の1つとして2003年1月17日に行われた対ロサンゼルス・レイカーズ戦が挙げられます。
この試合ではバスケットゴールなどを破壊するなどして話題になっていたシャキールオニールという規格外の選手と初めて対面しました。
その試合の動画がこちらです。↓
試合前のインタビューではなめた態度をとっていたオニールもこの結果を受けて姚明の実力を認めざるを得なかったでしょう。
その後は骨髄炎などの怪我に苦しみながらも着々と結果を残していきました。
2006-2007のシーズンでは毎試合平均25得点という素晴らしい成績を残しました。
2007年の11月9日には同じく中国出身のNBA選手の易建联 (イージェンリェン)が所属する
ミルウォーキー・バックスとの試合が行われ、中国でも多くのテレビ局で放送されたその試合は中国だけで視聴者数が2億人を突破しNBA史上最も見られた試合の1つとなりました。
その時の試合の動画がこちらです。↓
その後は足の怪我に悩まされ続け2011年に引退を発表します。
姚明の引退は多くの人に惜しまれ中国の巨大なネットワーキングサイトである新浪微博では120万ものコメントが寄せられました。
さらに2017年には背番号だった「11」という数字が所属していたヒューストン・ロケッツで永久欠番となった上、36歳という若さで中国バスケットボール協会の会長に就任しています。
ジェレミー・リン
リンは台湾系アメリカ人のNBA選手です。
1970年代の中盤に両親が台湾からアメリカのロサンゼルスに移住しました。
以下はリンがシーズン別に所属していたチームを表にまとめたものです。
シーズン | 所属チーム |
2010-2011 | ゴールデンステイト・ウォーリアーズ |
2011-2012 | ニューヨーク・ニックス |
2012-2014 | ヒューストン・ロケッツ |
2014-2015 | ロサンゼルス・レイカーズ |
2015-2016 | シャーロット・ホーネッツ |
2016-2017 | ブルックリン・ネッツ |
2018-2019 | アトランタ・ホークス |
2019-現在 | トロント・ラプターズ |
転機が訪れたのが2012年2月4日に行われた対ブルックリン・ネッツ戦です。
今までチームのポイントガードの3~4番手だったリンが、チームメイトの度重なる怪我により試合に出る機会を与えられました。
チームのコーチもしょうがないからリンを出すしかないという感じです。
その時の試合の動画がこちらです。↓
この試合で最初は誰からも期待されていなかったリンは25得点・5リバウンド・7アシストという大活躍を見せ、相手を99-92で下しチームを勝利へ導きました。
この試合を皮切りにリンの快進撃は続きます。
6日後の2月10日にはマイケルジョーダンの後継者とも言われたコービーブライアント率いるロサンゼルスレイカーズと対戦し、その試合でリンはコービーの34得点を上回る38得点を叩き出し92-85で勝利を収めました。
その時の試合の動画こちらです。↓
この試合の後のインタビューでコービーはこんな言葉を残しています。
- Players playing that well don’t usually come out of nowhere. It seems like they come out of nowhere, but if you can go back and take a look, his skill level was probably there from the beginning. It probably just went unnoticed.
- あんなにもいい選手が突然世に出るなんてことは普通ならありえない。いきなり才能を開花させたようにもみえるが、彼の過去を見てみればおそらく皆が気付かなかっただけで彼のスキルや才能は初めから備わっていたものなのだろう。
この一連の大活躍は「Linsanity」(Lin:リン + Insanity:狂気)と呼ばれニューヨークに大旋風を巻き起こしました。
さらに彼のすごいところはあのハーバード大学出身というところです。
ハーバード大学のバスケットボール部はDivision1のチームでありアイビーリーグの中でも特に強豪のチームです。
以下の動画にてどのようにしてハーバード大学に入学できたかということを面白おかしく紹介してくれてます(笑)↓
文武両道とはさまにこのことですね!
僕もDivision3のチームですがアメリカの大学でバスケットボール部に所属していたので勉強と部活を両立することがいかに大変かよくわかります...。
周琦(ゾウチー)
周琦は河南省出身のNBA選手です。
彼の特徴は216cmという高身長なことに加えて、233cmという人間離れしたウィングスパンを持っているところです。
1996年生まれの周琦は18歳という若さで中国のプロバスケットボールチームである新疆フライングタイガースに所属し、2015-2016シーズンでは一試合平均3ブロック、シュート成功率65%という驚異的な数字を残しています。
2017年にはヒューストン・ロケッツでNBAデビューを果たしました。
NBAデビュー後は思うように力を発揮出来なかったのかGリーグというNBAの下部組織のチームに所属することになりました。
そこでは日本人で史上2人目のNBA選手となった渡邊雄太選手とも対面しました。
その時の試合の動画がこちらです。↓
その後残念ながら2018年の12月17日に所属チームから解雇されてしまいました。
ただ、どこの国、どのチームに所属するにしてもバスケットボールを続けることが重要だし、チャンスがあればまたNBAの舞台で活躍したい気持ちはあると以下の動画で語っています。
↓の周琦選手のインタビュー動画は中国語の勉強にもなると思います!
おわりに
いかがだったでしょうか。
今回は中華系のNBA選手についてまとめてみました。
以下に今回の記事に関する例文をいくつか紹介します。
「私はバスケットボールをするのが好きだ」
「我喜欢打篮球(Wǒ xǐhuān dǎ lánqiú)」
「姚明はバスケ界のスーパースターだ」
「姚明是一个超级篮球明星 (Yáomíng shì yīgè chāojí lánqiú míngxīng)」
それではまた♪
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